ひとつひとつ職人さんが手作りで製作しているアタ製品。例えば、ひとつのティッシュケースを作るのに13日ほどかかります。 そんな手間隙かけて作り上げられるアタ製品の製作過程をご紹介いたします。
アタは主にインドネシアで自生するシダ科の植物で、アトゥとも呼ばれています。その茎の部分を裂いて、編み込んでいきます。ティッシュケースを一つ編むのに3日程かかります。
編み込み後、、約1週間程、日干しをおこないます。
次にココナッツの実を裂いて、これをチップにしたもので燻します。3時間ごとに裏返すという作業を2日〜3日繰り返します。燻すのは防虫・防カビが目的ですが、燻すことによりアタ製品独特の香りとアメ色に仕上がります。
これが燻すのに使うにココナッツの実の殻です。
そして出来上がったアタをひとつひとつ確認し、ささくれなどを取っていきます。
-アタ製品の特徴- ・アタ製品はとても丈夫で長持ちし、また害虫にも強いのが特徴です。 ・使えば使い込むほど深いアメ色に変わっていきます。 ・燻した時の匂いは、使用していくうちに、徐々に薄くなっていきます。
アタ製品のグレードについて アタ製品のグレードは、一般的に編目の細かさと丁寧さで決まってきます。ハイクオリティ商品は、ノーマルクオリティの約2倍、スーパーハイクオリティは4倍の製作時間がかかります。
1.スーパーハイクオリティ ごく限られた熟練の職人が時間をかけて製作しており、通常は入手が困難です。
2.ハイクオリティ バリ島の高級ホテル内のショップや日本の大手デパートで取り扱っているレベルです。
3.ノーマルクオリティ バリ島のお土産屋で取り扱っている一般的なレベルで、一番多く出回っています。
※当店では全て「ハイクオリティ」以上のレベルのアタ製品を取り扱っております。
-お手入れ方法- 普段は柔らかい布で乾拭き程度でOKです。汚れが目立つときは中性洗剤を使って水洗いし、日陰でよく乾燥させます。